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翻訳用のバイリンガルファイル(TTX)を作成する

翻訳に使用する TTX ファイルを作成し、一括翻訳やファイルの解析を行うことができます。

  1. SDL Trados Translator's Workbench を起動し、一括翻訳や解析に使用する翻訳メモリを開きます。

  2. Tuscan を起動し、[対訳チェック]タブまたは[対訳検索]タブを選択します。表示されていない場合は、[表示]−[パネル]をクリックするか、F11 キーを押します。

  3. [対象のファイル]の一覧に、翻訳対象のネイティブ形式のファイル(HTML や DOC、XLS など)を追加します。

    前処理対象のファイルをダイアログボックスで選択する

    エクスプローラーで対象のファイルを検索し、一覧にドラッグ&ドロップして追加することもできます。

  4. [ツール]−[前処理/後処理]−[翻訳前処理 - TTX]をクリックします。

    [翻訳前処理/後処理(TTX)]ダイアログボックスの[前処理]タブが表示されます。

    [翻訳前処理/後処理(TTX)]ダイアログボックス
  5. [TTX ファイルを作成する]チェックボックスがオンになっていることを確認します。

    指定したファイルの TTX ファイルが同じフォルダー内に存在する場合は削除されます。

  6. 原文言語が日本語、訳文言語が英語の場合、原文に英数字記号しか含まない分節を XU にするには、[英訳の場合、英数字記号のみの分節を XU にする]チェックボックスをオンにします。

  7. 開いている翻訳メモリから 100% 一致訳文を取得する場合は、[100% 一致訳文を TM から取得する]チェックボックスをオンにします。

  8. 開いている翻訳メモリから 100% 一致訳文を取得した分節を XU にする場合は、[翻訳済み分節を XU にする]チェックボックスをオンにします。

  9. 開いている翻訳メモリを使ってファイルの解析を行う場合は、[ファイルを解析する]チェックボックスをオンにします。

    [ファイルを解析する]チェックボックスの下に、一致率に応じた作業負荷係数の一覧が表示されます。

    [翻訳前処理/後処理(TTX)]ダイアログボックス
  10. 翻訳メモリとの一致率を考慮した作業負荷を計算することで、翻訳メモリを使って翻訳をするときのおよその作業量を把握することができます。

  11. 必要に応じて、作業負荷係数の値を変更します。

  12. [開始]ボタンをクリックします。

    指定した前処理が実行され、TTX ファイルが作成されます。

    [ファイルを解析する]チェックボックスをオンにした場合は、解析結果が表示されます。

    [解析結果]タブ

    原文言語が英語、訳文言語が日本語の場合、表示される数字の単位はワード数です。

    原文言語が日本語、訳文言語が英語の場合、表示される数字の単位は文字数で、作業負荷(Load 欄)のみ、計算された作業負荷の文字数を単純に 2 で割ってワード数としたものが表示されます。上の例の場合、翻訳対象の文字数の合計が 8255 文字、作業負荷(Load)が 3608 ワード(7216 文字)であることを示しています。

  13. 作業負荷の再計算をする場合は、作業負荷係数の一覧の値を変更し、[作業負荷の計算]をクリックします。

    作業負荷の再計算が行われ、[Load(Word)]列に表示されます。

  14. 解析結果をファイルに保存する場合は、[ファイルに保存]をクリックし、保存先のファイルを指定します。

    保存形式として、現時点では Excel ブックのみ指定できます。