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ルールの例:指定された訳語が使われているかどうかをチェックする

指定された原文とその訳文の出現数が一致しない翻訳単位を見つけます。

たとえば、原文言語が日本語、訳文言語が英語で、「パレート図」という用語に対して「pareto diagram」という訳語が指定されているとします。

[ルールの編集]ダイアログボックスでの指定例

ここでは、[次の条件を満たす翻訳単位を表示する]で[原文の出現数>訳文の出現数]を選択しています。対訳チェックを実行すると、原文での「パレート図」の出現数が訳文での「pareto diagram」の出現数より多い翻訳単位が結果の一覧に表示されます。

出現数を考慮する必要がない場合、すなわち、原文に「パレート図」が含まれているときに訳文に「pareto diagram」が 1 回でも含まれていれば指摘する必要がない場合は、 [次の条件を満たす翻訳単位を表示する]で[原文を含み、訳文を含まない]を選択します。

下の「Excel ブックやタブ区切りテキストでの指定例」では指定していませんが、[オプション]の[単語単位で検索する(英語のみ)]と[複数形や活用形も検索する(英語のみ)]をオンにして、「pareto diagram」が複数形を含めて単語単位で検索されるようにしています。

Excel ブックやタブ区切りテキストでの指定例

ABCD
パレート図 pareto diagram 指定された訳語:「パレート図」→「pareto diagram」

説明

指定する内容
A原文で検索する用語
B指定された訳語
C

キーワードを省略するか、GT(原文の出現数>訳文の出現数)を指定すると、原文の出現数が対応する訳文の出現数より多い翻訳単位のみが表示されます。GT は、原文の出現数と同じか、それより多くの訳文があれば(訳文の方が多くても)問題ない場合に使用します。

XO(原文と訳文のどちらか一方を含む)を指定した場合、原文があるのに対応する訳語がない翻訳単位や、訳語があるのに対応する原文がない翻訳単位が結果の一覧に表示されます。原文と訳文の出現数に関係なくどちらも 1 回以上出現すれば問題ない場合に使用します。

NE(原文の出現数≠訳文の出現数)を指定した場合、原文と訳文の出現数が異なる翻訳単位のみが結果の一覧に表示されます。原文と訳文の出現数が一致する必要がある場合に使用します。

OR(原文と訳文の一方または両方を含む)を指定した場合、原文が 1 回以上出現するか、訳文が1回以上出現する翻訳単位が一覧に追加されます。 OR は、指定された訳語が使われているかどうかを正しく使われている場合も含めて確認する場合に利用できます。

大文字小文字を区別する場合は CS(大文字小文字を区別する)を指定します。

D結果の一覧の「確認事項」欄に表示する内容