Excel ブックから対訳表または用語集のデータを読み込み、Tuscan の指摘する項目「用語」を使って、 対象のバイリンガルファイルで正しい訳語が使われているかどうかチェックします。
* 環境や設定、使用する製品のバージョンにより、表示される画面や内容が異なる場合があります。
Excel ブックの対訳表を用意します。
列見出しは付けません。
1 行目も対訳として認識されます。
1 行に 1 つの対訳を入力します。
A 列に原文、B 列に訳文を入力します。
C 列に、次のキーワードを入力することができます。
RE | A 列と B 列で正規表現を使用します。 |
---|---|
CS | チェック時に大文字と小文字を区別します。 |
キーワードは必ず半角大文字で指定してください。 両方指定する場合は、半角空白で区切ります。
D 列以降は無視されます。
複数のシートに分けて入力することができます。
同じ原文で複数の訳文を追加する場合は、1 行に 1 つの組み合わせを入力します。
「用語」のチェックでは、どちらの訳文も正しいと認識されます。
Tuscan 4.0.16 以前では、拡張子が XLSX の Excel ブックを認識しません。Tuscan 4.0.17 以降を使用するか、対訳表を「97-2003 ブック」形式で保存してください。
Tuscan 4.0.16 以前では、C 列に上記のキーワード以外をデータを入力すると、登録した対訳が通常のルールとして読み込まれます。 その場合、指摘する項目「用語」のチェックではなく、「その他のルール」のチェックに使われます。
Tuscan を起動します。
対訳集(用語)の登録先のプロジェクトを開くか、現在のプロジェクトを閉じます。
Tuscan の「プロジェクト」は、Tuscan の対訳チェックの設定を保存したファイルで、拡張子は .xml です。
既存のプロジェクトを開く場合は、[ファイル]メニューから[プロジェクト]−[プロジェクトを開く]の順に選択し、 [プロジェクトを開く]ダイアログボックスで対象のプロジェクトファイルを選択し、[開く]をクリックします。
現在のプロジェクトを閉じて新しいプロジェクトを開くには、[ファイル]メニューから[プロジェクト]−[プロジェクトを閉じる]の順に選択します。
[ツール]メニューの[用語の読み込み]を選択します。
[用語ファイルを選択]ダイアログボックスが表示されます。
用意した Excel ブックを選択し、[開く]をクリックします。
開いているプロジェクトにすでに用語が登録されている場合は、次のメッセージが表示されます。
既存の用語を削除する場合は[はい]、既存の用語に Excel ブックの用語を追加する場合は[いいえ]をクリックします。
用語の一覧を表示するかどうかを確認するメッセージが表示されます。
[はい]または[いいえ]をクリックします。
[はい]をクリックすると、用語の一覧が表示されます。
[対訳チェック]タブを選択します。
用語のチェックを含め、標準の項目をすべてチェックする場合は、[オプション]の[指摘する項目を選択する]チェックボックスがオフになっていることを確認します。
* 用語のチェックのみ実行する場合は、対象のファイルを一覧に追加して[ツール]−[対訳チェックの開始]−[ルール]−[用語]の順に選択します。
「Context Match」の分節もチェックする場合は、[Context Match/XU はチェックしない]チェックボックスをオフにします。
* チェック対象のファイルが TTX ファイルの場合は、他の 2 つのチェックボックスの設定も確認します。
[対象のファイル]の一覧に、チェック対象のファイルを追加します。
対象のファイルを一覧にドラッグ&ドロップすることで追加できます。
個々のファイルを追加する場合は、[+]をクリックし、[対象のファイルを選択]ダイアログボックスでファイルを選択し、[開く]をクリックします。
特定のフォルダ内のすべてのファイルを追加する場合は、Ctrl キーを押しながら[+]をクリックし、[フォルダーの参照]ダイアログボックスでフォルダーを選択し、[OK]をクリックします。
一覧のファイルを選択し、[−]をクリックすると、選択したファイルが一覧から削除されます(ファイル自体は削除されません)。
一覧からすべてのファイルを削除する場合は、[クリア]をクリックします(ファイル自体は削除されません)。
[現在のファイルを対象にする]チェックボックスは、現在開いている TTX ファイルまたは Word バイリンガルファイルをチェック対象にする場合にのみ有効です。
[開始]をクリックします。
* 用語のチェックのみ実行する場合は、[ツール]−[対訳チェックの開始]−[ルール]−[用語]の順に選択します。
ルールの変更をプロジェクトに反映するかどうか確認するメッセージが表示された場合は、[はい]をクリックします。
[対訳チェックの結果]タブが表示されます。
タブの上部にある[用語 ... (件数)] リンクをクリックします。
用語チェックの結果のみが表示されます。
チェック結果に応じて訳文を修正する場合は、一覧の該当部分を右クリックし、ショートカットメニューから[編集]を選択します。
セグメントエディターが表示されます。
セグメントエディターで訳文を修正します。
[Apply]をクリックします。
修正内容がファイルに反映され、結果の一覧に戻ります。
結果の一覧の他の行で指摘された部分も、必要に応じて修正します。
Tuscan を終了するには、[ファイル]−[終了]を選択します。
プロジェクトの設定を保存するかどうかを確認するメッセージが表示されます。
次のいずれかを行います。
Tuscan を終了しないで作業を続ける場合は[キャンセル]をクリックします。
Excel ブックから追加した用語をプロジェクトの一部として保存しないで Tuscan を終了する場合は、[いいえ]をクリックします。
Excel ブックから追加した用語をプロジェクトの一部として保存して Tuscan を終了する場合は、[はい]をクリックし、さらに[プロジェクトを保存]ダイアログボックスが表示された場合は、保存先のフォルダーとファイル名を指定して[保存]をクリックします。
* Tuscan のセグメントエディターで SDLXLIFF ファイルを修正した場合は、SDL Trados Studio でファイルを開いて最終確認をしてください。
Tuscan 4.0.17
Microsoft® Office Excel 2010
Microsoft Windows 8.1 Pro
Trados は、SDL plc の登録商標です。
Trados Studio は、SDL plc の商標です。
Excel は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。